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「日越ともいき支援会」活動報告 第8回 新小岩編 | 宗教法人 日新窟

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「日越ともいき支援会」活動報告 第8回 新小岩編

カテゴリ: お知らせ 公開日:2019年09月28日(土)

今回支援させて頂いた方は、留学生で妊娠をしてしまい出産した方の支援です。今回は余りにも女性として考えさせられた支援でしたので、あえて報告致します。

 

日新窟にゴックさんが赤ちゃんを連れてきたのは、今年の2月の終わりころからです。タムチーのお姉さんのベトナムのお寺に、赤ちゃんを育てられないので、預けたいと言って連れてきていました。タムチーのお姉さんはホーチンミーのお寺の住職で、たくさんの孤児を預かっているお寺です。ゴックさんから事情を聞いたタムチーとお姉さんはそれは大変だということで、4月から介護の就職が内定していたので、タムセンは快諾し赤ちゃんのビザの申請の手続きに入りました。引き取ってくれるお寺があり、良かったと思っていたのですが、あとで聞いたらこの時赤ちゃんはビザが取れず、ベトナムには行けなかったと後で聞きました。

 

再びゴックさんが日新窟に来たのは、8月の終わりでした。今回はタムチーから赤ちゃんのビザが取得できないので、お手伝いをしてほしいと相談を受けました。ゴックさんは中国人の留学生との間に赤ちゃんを授かり出産。しかし相手の中国人は中国に家族がいて、いわゆる不倫でした。ゴックさんが騙された事に気が付いたのは、8月になったころでした。それまではゴックさんは帰国せず、日本で働きたいという希望がありましたが、残念なことに赤ちゃんは生後60日以内にビザ取得していなかった為、オーバーステイになっており、二人でベトナムに帰国しなくてはならなくなりました。私は入管に連れて行き、入管に相談をしてビザの取得には赤ちゃんの出生届が必要だからと説明を受け、そのままベトナム大使館に連れていき、出生届を受け取り再度出頭。真夏に生後9か月の赤ちゃんと動くのはとても大変でした。また、その中国人留学生はお金がないからといって、赤ちゃんの生活費も入れなくなったので、金銭的にも困っていて在日ベトナム仏教信者会のメンバーが、少しずつカンパして生活を送っていました。最後Eチッケとも買えないというので、赤ちゃんがいて大変そうだったので31.000円を私が一時立替えました。

 

無事にベトナムに帰国できましたが、残念なことに実家のお母さんは赤ちゃんのことを認めず、結局はタムチーのお姉さんのお寺で預かることになりました。私も3人の子供がいるので、聞いた時はとても切なかったです。

 

ベトナムの留学生、最近は妊娠問題で相談件数が増えました。妊娠をした時はその後の選択は各自でするのですが、どちらを選択しても身心傷ついてしまうのは女性なんだなぁと思います。是非、夢を抱いてせっかく日本に勉強に来たのだから、女性はもっと自分を大事にして下さい。目先の楽しみやお金にとらわれないで、ずっと先の夢を実現出来るように頑張ってほしいです。

 

ゴックさんは、ベトナムで日本語の教員をすると言ってました。早く子供と一緒に生活が出来るようになることを、心から祈ります。

 

日新窟 寺務長 吉水慈豊

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